ホーバーターミナルおおいた
株式会社廣村デザイン事務所
:
廣村正彰
2025年(第59回) 銀賞・地区賞
作品名ホーバーターミナルおおいた
施設正式名称ホーバーターミナルおおいた HOV.OTA
作品代表者廣村正彰
作品代表者所属株式会社廣村デザイン事務所
所在地大分県
竣工年202405
ディレクション
株式会社廣村デザイン事務所 廣村正彰
デザイン
株式会社廣村デザイン事務所 宇津木幸治
建築設計
藤本壮介建築設計事務所・松井設計設計業務委託共同企業体
施工
株式会社アド・サイン
運営
大分第一ホーバードライブ株式会社
クライアント
大分県
撮影
株式会社ナカサアンドパートナーズ
受賞コメント大分空港(大分県国東市)と大分市をつなぐ、ホーバークラフトの旅客ターミナルのサイン・展示計画およびVI開発。
建築のテーマの一つでもある「大分の原風景ともいえる杉林のような空間」の中で、木々に刻まれた標のように、柱に寄り添うサインを提案した。人々が山道を歩く際、迷わないよう木に印をつけるなどして道しるべとしてきたように、柱に対し情報だけが浮かび上がるようなピュアな佇まいを目指した。
作品意図大分空港(大分県国東市)と大分市をつなぐ、ホーバークラフトの旅客ターミナルのサイン・展示計画およびVI開発。
建築のテーマの一つでもある「大分の原風景ともいえる杉林のような空間」の中で、木々に刻まれた標のように、柱に寄り添うサインを提案した。人々が山道を歩く際、迷わないよう木に印をつけるなどして道しるべとしてきたように、柱に対し情報だけが浮かび上がるようなピュアな佇まいを目指した。
この作品で印象的だったのが、サインの情報を見るための「地(柱面)」と「図(表示)」の関係をギリギリのレベルで調整し、サインとしての機能を成立させている点である。誘導情報のわかりやすさや視認性の程度は必ずしもこうでなくてはいけないと言った絶対性はなく、利用者に適切に伝わればそれでいい。とはいえ、プライベート空間でならともかく、公共性の高い、しかも交通インフラ拠点でよくこのアクロバットな手法が認められたということが驚きである。文字のみの最小限の情報がまるで木立の中に見え隠れするように浮遊し誘う。その表現はまさに詩的であり、当たり前の是非論を超越した美しさを有する。それを実現するための確信犯的なアプローチと実践には、只々感嘆である。[渡辺太郎]