512色LED発車標の開発
株式会社新陽社
:
松渕 泰典
2017年(第51回) 入選・地区賞
作品名512色LED発車標の開発
作品代表者松渕 泰典
作品代表者所属株式会社新陽社
所在地長野県
竣工年2017
クライアント
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
デザイナー
株式会社新陽社 松渕泰典
ディレクター
株式会社新陽社
施工者
株式会社新陽社
受賞コメント列車案内情報を多色で表示するLED発車標の普及により、フルカラー、マルチカラーなど様々なLEDのデバイスが整備されている。
しかし、フルカラーLEDは高機能のためコストが高く、従来のマルチカラーLEDは8色限定のため、ターミナル駅などの多路線では色数が足りないなど、改善の必要があった。
512色を同時に表示し、コストダウンとメンテナンス性の向上が実現したLEDユニットをデバイスメーカーと共同で行い、さらに内部コントローラを開発した。
乗入路線が4路線と特急列車が停車し、通勤や通学、旅行などの多くの利用者で賑わう松本駅に、分かりやすく的確に列車案内情報を提供する512色LED発車標の整備を行った。
開発のポイント
ガンマ補正(実際に出力される信号の相対関係を調節して、オリジナルに近い表示を得るための補正操作)を基本とした目視よる出力変化をRGB値の各8段階で設定した512の色彩は、路線色や列車のイメージカラーの再現、明度差のある色弱者の方にも配慮した表示をする。
また、JR東日本と共同開発を行ったLED専用文字を採用し、文字のR(曲線)部などを輝度調整で補完することにより、なめらかで判読性を高めている。数字は、のりば(番線)をアイボリー色、時刻などを白色に表示し、差別化することにより判別性を高めている。
描画データ量は、フルカラーLEDに対し3/8(37.5%)となるため、回路構成の簡略化、不要輻射の低減、コストダウンを実現した。
また、表示リフレッシュを720Hz(または960Hz)で行うLEDユニットと、60回/秒(または100回/秒)の周期で出力を行なう内部コントローラの開発により、スクロール表示をはじめ、チラツキの無いなめらかで見やすい表示を実現した。