浜寺病院 「けやき」棟 森の精神科病棟サイン

サインズプラン : 川西純市

2018年(第52回)
浜寺病院 「けやき」棟 森の精神科病棟サイン
作品名浜寺病院 「けやき」棟 森の精神科病棟サイン
作品代表者川西純市
作品代表者所属サインズプラン
所在地大阪府
竣工年2018
ディレクター 株式会社共同建築設計事務所 鈴木慶治
ディレクター 株式会社共同建築設計事務所 山田 明子
ディレクター 株式会社共同建築設計事務所 芦田 貴文
デザイナー サインズプラン 川西 純市
施工者 表示灯株式会社
クライアント 医療法人微風会 浜寺病院
建築施工者 大成建設株式会社
受賞コメント浜寺病院「けやき」棟は、木の下に人が自然に集まるように、誰もが心を休めに立ち寄れる「地域に開かれた森の精神科病棟」である。自然を取り込み五感にやさしい豊かな療養空間とする為、内装や家具、サインに至るまで木素材をふんだんに使用している。サイン本体は木材をくり抜き、削り、文字を焼くという製作手法により、木素材の持つぬくもりや柔らかさ、森の中を案内するような優しさを生活の中に感じることができるように考慮した。敷地内に植えられる木々の葉をアイコン化し、各階と南北を分け、生活エリアの認識をわかりやすくしている。病室のサインはプライバシーを守るために、スライド式の番号板を指で動かせば入院者氏名が確認できるようにした。また、スタッフステーションの掲示板にはポケット式で取り外しが容易にできない工夫がされ、掲示物が雑多な存在にならないよう森の色相を分解したパターンを展開している。診察室や相談室、トイレやお風呂、食堂など、利用頻度の高い部屋に木の無垢材を切り抜き、表示は全て焼き文字とした。トイレは入院する男女比により、プレートを入れ替えられる可変式のサインシステムとしている。心のケアを少しでもあたたかなサインから補えるようなデザインを心がけるとともに、安らぎの空間で生活を取り戻してゆくこれからの精神科病棟としてのあり方を考えた。