受賞コメント「GINZA456 created by KDDI」は5Gや最先端技術を活用し、通信やテクノロジーを提供する企業であるKDDIが標榜するコンセプト「おもしろいほうの未来へ」を体感できるフロアや、各種サービス手続きが可能な直営店フロアからなる、最上級の接客と最新テクノロジーを活用した展示体験を供する旗艦店である。
この場所は東京・銀座の中心地に存在しつつも、周囲のブランドショップに比べてファサード面積が限られていたが街に対して存在感を持つ工夫が求められた。そこで、立体的な都市のサインとして建築自体を設計することにした。このサインは巨大なLEDでできていて、一体のサインがファサードと内部を連続させ、限られた外部だけではなく、細長い敷地の奥行きを活かす立体的なグラフィックとして機能する。外部の壁面から吹き抜け、天井、床まで一つの面としてLEDで作った映像と体験が混ざる可変空間としてサインの仕組みごとデザインした。この連続した空間にKDDIがブランドや季節に応じたコンテンツを映し出し、街や来店する人にメッセージや体験を提供する。連続した壁面はユニークな投影面となり、その立体形にあったコンテンツも空間やインテリア素材と並列に扱い一体でデザインしている。
映像と空間とサイン体験が溶けあった、新しいファサードと特別なブランドスペースが生まれたと考えている。