ソニーPCL 本社 サイン計画

株式会社日本デザインセンター : 色部義昭

2023年(第57回)
ソニーPCL 本社 サイン計画
作品名ソニーPCL 本社 サイン計画
作品代表者色部義昭
作品代表者所属株式会社日本デザインセンター
所在地東京都
竣工年2022
ディレクション 株式会社日本デザインセンター 色部義昭
デザイン 株式会社日本デザインセンター 本多万智
デザイン 株式会社日本デザインセンター 安田泰弘
プロデュース 株式会社日本デザインセンター 森田瑞穂
施工 株式会社イトーキマーケットスペース
クライアント ソニーPCL株式会社
撮影 株式会社日本デザインセンター 岡庭璃子
作品意図ソニーPCL株式会社が本社に構えるSTUDIOフロアを中心としたサイン計画です。「デジタルコンテンツ=ピクセルドット」というアイデアから、ドット目の大きなLEDを活用したサインを展開。デジタルコンテンツを生み出すモノづくりの場に対して、躯体の素地や電源コードが剥き出しの未完成な見た目のサインを設置し、配線をオレンジ色にして無機質な空間に対しての差し色にするなどラフで遊びのあるデザインを心がけました。2つの受賞という成果は、トーンコントロールが隅々まで行き届いた空間がベースであった事と、小規模のサイン計画だからこそ純度高くアイデアを形にできた事によるものと思っています。ありがとうございました。(色部義昭)
招待審査員賞(飯島直樹)
AIが身近になり、自分がレプリカントになった気持ちになる今日この頃。そういう気持ちの先端であったかもしれないSONYにしてこのサイン、というところが気持ちをくすぐるのだ。ピクセルでもあり草間彌生かも知れない無意味な点。有線をことさら強調するかのような電線。鉄のアングル。そういった人の都合で作られた物質が入り混じって、このサインはSONYを伝えずに、希薄にさせる。そんなコノテーションとしてのサインに好感を持った。

選評(山田晃三)
小作品ながら金賞に登りつめたのには理由がある。この作品からはこれから始まるAI時代の、人の心のうちが垣間見えるのである。このスタジオは世界最先端のコンテンツクリエーションの制作現場、バーチャルな世界に身を投じ高速度な技術進歩は止まることを知らない。いっぽうで過去の成長の原点を共有し、自らの出生と軸足とを確認し合いたい。ここに登場するサイン計画のモチーフたちは、かつて何度も足を運んだ秋葉原のリアルな部品たちの言葉によって、それを美しく代替しているのである。その心のうちが、心地いい。