naki vegan sweets

株式会社 スーパーマニアック : 鈴木庸亮

2024年(第58回)
naki vegan sweets
作品名naki vegan sweets
作品代表者鈴木庸亮
作品代表者所属株式会社 スーパーマニアック
所在地大阪府
竣工年202404
デザイン 株式会社スーパーマニアック 鈴木庸亮
デザイン 株式会社スーパーマニアック 今福彰俊
施工 株式会社エムプラス
クライアント 株式会社LALALA
撮影 株式会社TOREAL 藤井浩司
作品意図大阪難波の繁華街の中心にその存在をひときわ際立たせている極度に細長い建物が、完全菜食のみの素材にこだわったビーガンスイーツの専門店である。ビーガンといえばナチュラル、オーガニック、健康などが人々の持つイメージだと思う。そこで、人々のビーガンのイメージをストレートに表現できる空間を目指して生まれたコンセプトが「土のぬくもり」である。「自然の風合いをより自然に」という合言葉で完成させた店舗である。
招待審査員賞(飯島直樹)
デザイン領域ではシンボリズムとか象徴作用は欠かせないはずだ。しかしモダニズムが世界に行き渡った時代にはニュートラルで透明な趣が好まれた。デザインは魔窟的な魅力を秘めているはずなのに、と無い物ねだりをしたくなる。そうした願望に応えるかのように、vegan sweetsの店のファサードデザインにはシンボリズムを包含するだけでなく魔窟的な商空間の振る舞いがあり、好ましく思えた。

選評(山田晃三)
1975年、麻布の「NOAビル」が第7回SDA大賞(当時金賞)を受賞した。設計者の白井晟一氏は当時、「サイン建築として認められ望外の喜びである」と答えている。「サイン建築」なる言葉に定義があるわけではない。サインを「シンボル」を含む概念として捉え、道標(みちしるべ)としての建築の意味が議論された。サインは記名や案内表示を指すものではない。都市の認知は、建築物そのもののサイン性によって成立している。さてこの作品は周囲のビル景観との関係で、建築そのものがサインとして小気味よく声を発している。「ビーガン」なる意味は、素朴な大地のような肌触りである。直接的でない静かな表現に、力強いサインを見た。