株式会社古川製作所 サイン計画
株式会社日本デザインセンター
:
色部 義昭
2024年(第58回) 大賞
作品名株式会社古川製作所 サイン計画
作品代表者色部 義昭
作品代表者所属株式会社日本デザインセンター
所在地群馬県
竣工年202401
ディレクション
株式会社日本デザインセンター 色部義昭
デザイン
株式会社日本デザインセンター 安田泰弘
デザイン
株式会社日本デザインセンター 板倉諄哉
プロデュース
株式会社日本デザインセンター 森田瑞穂
建築設計
有限会社スキーマ建築計画
施工
関東建設工業株式会社
クライアント
株式会社古川製作所
撮影
Takumi Ota Photography株式会社 太田拓実
撮影
株式会社日本デザインセンター 岡庭璃子
作品意図株式会社古川製作所はおもに自動車部品の生産システムなどを作る会社で、受賞した新工場のサイン計画においてまず特徴的なのは、内部から外部にかけて配置されたドットで、この施設の空間の広がり、奥行きがこのサインで生成されているところである。駐車場から、建物の入り口、そして内部に至るまで、道路面が続いているような構成は秩序ある空間を創出している。
情報という視点で見てみると、道路で見慣れた表示を使っていることがわかる。道路の路面表示は、制限速度や進行方向矢印などがアスファルトにペイントされていて、走っている車の目線から斜めの角度に見えてくる文字や矢印がわかりやすいように細長く変形した文字「長体(ちょうたい)」が使われる。そうした誰もが見た事のある文字であるが、ここでは実に細かく、オリジナル文字として美しく洗練されているのがわかる。そして、この長体文字を内部にも使っているところがユニークで、この施設のアイデンティティにもなっている。
路面表示もそうだが、1本足の道路標識の構成を取り入れた誘導サインは見たことがあるという「既視感」を利用して、空間を邪魔しない。まるで未来の標識のように記号も書体も精密にデザインされている。こうしたサインを実に計画的に、過剰にならず、ちょうど良い色彩、情報量、スケール感、施設全体がバランスよく出来上がっていることについては、とても秀逸なデザインであると言わざるを得ない。
選評(竹内誠)
株式会社古川製作所はおもに自動車部品の生産システムなどを作る会社で、受賞した新工場のサイン計画においてまず特徴的なのは、内部から外部にかけて配置されたドットで、この施設の空間の広がり、奥行きがこのサインで生成されているところである。駐車場から、建物の入り口、そして内部に至るまで、道路面が続いているような構成は秩序ある空間を創出している。
情報という視点で見てみると、道路で見慣れた表示を使っていることがわかる。道路の路面表示は、制限速度や進行方向矢印などがアスファルトにペイントされていて、走っている車の目線から斜めの角度に見えてくる文字や矢印がわかりやすいように細長く変形した文字「長体(ちょうたい)」が使われる。そうした誰もが見た事のある文字であるが、ここでは実に細かく、オリジナル文字として美しく洗練されているのがわかる。そして、この長体文字を内部にも使っているところがユニークで、この施設のアイデンティティにもなっている。
路面表示もそうだが、1本足の道路標識の構成を取り入れた誘導サインは見たことがあるという「既視感」を利用して、空間を邪魔しない。まるで未来の標識のように記号も書体も精密にデザインされている。こうしたサインを実に計画的に、過剰にならず、ちょうど良い色彩、情報量、スケール感、施設全体がバランスよく出来上がっていることについては、とても秀逸なデザインであると言わざるを得ない。