大阪・関西万博 NTTパビリオン 「ふるまいが紡ぐサイン」

株式会社NTTファシリティーズ : 畠山文聡

2025年(第59回)
大阪・関西万博 NTTパビリオン 「ふるまいが紡ぐサイン」
作品名大阪・関西万博 NTTパビリオン 「ふるまいが紡ぐサイン」
施設正式名称NTTパビリオン
作品代表者畠山文聡
作品代表者所属株式会社NTTファシリティーズ
所在地大阪府
竣工年2024
ディレクション 株式会社NTTファシリティーズ 畠山文聡
ディレクション 株式会社NTTファシリティーズ 木村輝之
デザイン 株式会社NTTファシリティーズ 畠山文聡
デザイン 株式会社NTTファシリティーズ 西岡康
建築設計 株式会社NTTファシリティーズ 木村輝之
建築設計 株式会社NTTファシリティーズ 宮野隆行
建築設計 株式会社NTTファシリティーズ 佐藤健博
建築設計 株式会社NTTファシリティーズ 西岡康
施工 株式会社奥村組
クライアント NTT株式会社
撮影 淺川敏
撮影 梅原大輝
受賞コメント本計画は、大阪・関西万博における、NTTパビリオンの建築計画です。「ふるまいが紡ぐサイン」をテーマに、人や自然、そして光通信技術によって生まれるデジタルのふるまい——それぞれの営みを、建築自体が象徴的に示す“サイン”として体現することをめざしました。[br]今後さらに発展していくデジタル技術の時代においても、人や自然とのつながりを絶やすことなく、調和し、共存し続ける未来のあり方を、布やワイヤーといったアナログな素材を通じて表現しています。[br]このサイン計画を通じて「未来のあり方」や「つながり方」の可能性を考えるきっかけとなることを願っています。
作品意図NTTパビリオンは、公園のようにひらかれた場として構想された。人のふるまいと自然、そしてデジタルがやさしく溶け合い、響き合う空間。糸のような構造体は音を奏で、風と光に揺れる布が、自然の移ろいを映し出す。来場者の感動は表情から読み取られ、遠隔サーバーへと伝わり、ファサードが脈打ち音を放つ。建築そのものが感情を宿した生命体のように、呼吸し、反応し、共鳴する――そんな有機的なサインをめざした。
人、自然、デジタルという三つの異なるふるまいが織りなす有機的な空間変化は、まさに万博という特別な場にふさわしい壮大な表現である。それぞれの要素が互いに呼応し、空間全体が生命を持つかのように絶えず変化していく様は、単なる展示を超えた美的体験を創出している。来場者の動きや風といった場所性、最先端技術を巧みに取り入れた構成は、環境条件によって異なる表情を見せる多層的な魅力を持っており、長時間の滞在や複数回の訪問を通じて、常に新鮮な発見と体験を提供する点が高く評価できる。[平手健一]