エア・ウォーターの森
hokkyok株式会社
:
藤井北斗
2025年(第59回) 銀賞
作品名エア・ウォーターの森
施設正式名称エア・ウォーターの森
作品代表者藤井北斗
作品代表者所属hokkyok株式会社
所在地北海道
竣工年202411
ディレクション
hokkyok株式会社 藤井北斗
デザイン
hokkyok株式会社 藤井北斗
建築設計
株式会社竹中工務店 高嶋一穂
建築設計
株式会社竹中工務店 垣田淳
施工
株式会社ホワイトパープル
クライアント
エア・ウォーター北海道株式会社
撮影
見学友宙
撮影
佐々木育弥
受賞コメント「農業と食」・「カーボンニュートラル」を主軸に社会課題に取り組むためのオープンイノベーション施設。建築では、耐火集成材を日本で初めて斜め柱として採用。これにより、建物の主要耐震要素を木造で担っている。建築用材での利用率が2%に留まっている北海道産カラマツを100%使い、サーキュラーエコノミーの観点から、その端材は家具やサインにも利用しています。建築の特徴でもある木の斜め柱は、サインのグラフィックモチーフとして、各フロアのシンボルアイコンやピクトグラムへと展開し、ハードとソフトをつなげる役割もしています。
作品意図札幌市桑園に位置する産学官連携による「農と食」のオープンイノベーション拠点。建築では耐火集成材を日本で初めて斜め柱として採用し、主要耐震要素を木造で担っている。北海道産カラマツを100%使い、サーキュラーエコノミーの観点から、その端材は家具やサインに利用している。斜め柱はサインのデザインモチーフとして、各フロアのシンボルアイコンやピクトグラムへと展開し、ハードとソフトをつなげる役割をしている。
建築の木の斜め柱の構造が、ガラスの空間内にシンボリックに浮かび上がるのがこの建築の醍醐味であり特徴なのだろう。階ごとに顕われる木の斜め柱形のA型、W型の造形をピックアップしてサインの形状に結びつけている発想が面白いと思った。またAとWで『エア・ウォーターの森』、この言葉の繋がりもなんとも洒落ている。通常このような現代感溢れるクールな空間には、ストイックにクールなデザインを持ち込むのが常套手段だが、建設時に出た木材端材を使用し、食物と植物をテーマにしたユーモラスなアイコンをコンセプチュアルにサインとして空間に散りばめている。まさに達磨の目を入れたかのようにこの空間を活き活きと引き締めている。さらっとしていて非常に高度なデザイン力を感じる佳作である。[渡辺太郎]